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会計ニュース2021年03月12日 CPE不正、あずさ監査法人に懲戒処分(2021年3月15日号・№874) 会計士協会、他の監査法人等で早送り受講の不正も発覚

  • CPEの不正受講で会計士協会が有限責任あずさ監査法人及び会計士に懲戒処分。モニタリング強化など再発防止策を実施へ。
  • 他の監査法人等でeラーニングの早送り受講の不正も発見。今後処分を検討。

 日本公認会計士協会(手塚正彦会長)は3月9日、継続的専門研修(CPE)の不正受講に関し、有限責任あずさ監査法人に対して1か月の会員権停止とする懲戒処分を公表した。また同監査法人に所属する公認会計士43名に対する懲戒処分(会員停止3か月:4人、2か月:2人、1か月:5人、戒告:32人)も明らかにした。今回の不正受講は、eラーニングに関し1つのパスワードで2つの講座を同じ時間に受講していたというもの。単位取消対象者は83人にのぼり、このうち単位が足りず法令違反となった者は45人だった。CPEは2004年4月から公認会計士法で義務付けられており、3事業年度合計で120単位(1事業年度に最低20単位等)が必要となっている。
 今後、同協会では、eラーニングシステムの運営状況の報告やモニタリングを強化し再発防止に取り組む方針。品質管理レビューにおいてもCPEの取得状況の確認等を行うとしている。また、CPE制度の在り方を検討するプロジェクトチームを組成しており、3月末を目途に義務履行を促す必要な施策等をまとめるとしている。
 なお、日本公認会計士協会では、今回の不正受講を踏まえ、他の監査法人や同協会が実施するeラーニングシステムの運用についても調査を行っており、その結果も明らかとなった(参照)。それによると、新たに有限責任あずさ監査法人の関連組織の公認会計士などで二重ログインによる不正受講があったとしている。また、他の監査法人等でeラーニングを不正に早送り受講していた事例も発覚しており、これらの法令違反者については、今後、日本公認会計士協会が処分を検討するとしている。

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