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一般2026年04月15日 意に反し「後見開始賛成」 区の作成文書、告訴も検討 提供:共同通信社

 東京都港区が同区在住の93歳の男性に成年後見人を付けるよう東京家裁に申し立てた際、男性は「後見は要らない」と訴えていたのに、申し立て文書に「本人が賛成した」とする内容を入れて家裁に提出していたことが14日、関係者への取材で分かった。男性側は「意に反する内容だ」として公文書偽造容疑での刑事告訴も検討している。港区は「個別事案には答えられない」としている。
 男性は三谷昌平さん。この申し立てにより成年後見人が付いたが、自ら家裁に取り消しを申し立てて昨年1月に後見を終わらせた。「不要な成年後見で財産管理の権利を奪われ、精神的損害を受けた」として今年3月、区に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 三谷さんは2023年4月に入院し、悪性リンパ腫が見つかった。港区は「本人のみで財産管理や各種手続きをすることが困難」と判断し、同年7月、当時の区長名で後見開始を東京家裁に申し立てた。
 その際、区は家裁に対し、本人の意見確認の項目を含めた「申立事情説明書」を提出。「申し立てについての本人の意見」に関して「賛成」の欄にチェックをしていた。「後見人等候補者についての本人の意見」も「賛成」となっていた。
 しかし三谷さんは取材に「賛成したつもりは一切ない」と否定。入院中に区の担当者や病院関係者から「後見人を付けないと退院させない」と言われ、何も答えずにいたところ一方的に手続きを進められたと主張している。後に東京家裁の調査官がまとめた報告書にも「勝手に後見人を選任された。後見開始はもともと本意ではなかった」という三谷さんの訴えが記されていた。

(2026/04/15)

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