一般2026年09月06日 裁判官「口コミ」1万件 サイト開設、中傷も多く 提供:共同通信社

全国各地の裁判官を5段階で評価し、誰でも無料で口コミを投稿できるインターネットサイト「裁判官マップ」が話題だ。3月の開設以来、口コミは1万件を突破したが、誹謗中傷とも取れる書き込みも目立つ。サイトを管理する田中一哉弁護士(57)=東京弁護士会=は「客観性のある情報を集積したい」としている。
田中弁護士は、判決を通じて人々の人生に影響を与える裁判官を評価する仕組みが必要だと考え、サイトを立ち上げた。官報などに掲載された情報を人工知能(AI)に読み込ませるなどし、1カ月ほどで作り上げた。
裁判官ごとにページが設けられ、経歴や担当した裁判を確認できる。元裁判官の水野智幸法政大教授は、裁判官ごとに訴訟指揮はさまざまだとし、サイトは「裁判官が自分自身の裁判を見つめ直す参考になる」と指摘。「弁護士が立証方針を検討する際にも役立つのではないか」と話した。
投稿欄には「当事者に耳を傾ける」「記録をしっかり読んで争点を把握している」などの客観的な評価のほか「デタラメ判決を書いて税金で飯食ってる」「最低の裁判官」といったコメントも並ぶ。誹謗中傷や差別的な表現を禁止するガイドラインを設け、悪質な投稿は管理者が手作業で削除しているものの、作業は追い付いていないという。
田中弁護士は「客観情報により優秀な裁判官を発掘し、いろいろな人の役に立ってほしい」と話している。
(2026/09/06)
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