厚生・労働2024年06月19日 大麻草から製造された医薬品の施用等の可能化・大麻等の不正な施用の禁止等に係る抜本改正 ~大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律~ 令和5年12月13日公布 法律第84号 法案の解説と国会審議 執筆者:木村歩

1.法案の提出と成立
(※1)「大麻等の薬物対策のあり方検討会とりまとめ ~今後の大麻等の薬物対策のあり方に関する基本的な方向について~」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000796820.pdf)を基に作成
(※2)「大麻規制のあり方に関する大麻規制検討小委員会議論のとりまとめ」(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001002508.pdf)を基に作成
2.法律の概要
(※1)「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案の概要」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/001159661.pdf)を基に作成
(※2)「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案要綱」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/001159662.pdf)を基に作成
3.国会論議の概要
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・2ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・27ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・3ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・3ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・29ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・29ページを基に作成
※第212回国会・参議院・厚生労働委員会・会議録第5号・令和5年12月5日・8ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・29ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・2ページを基に作成
※第212回国会・参議院・厚生労働委員会・会議録第5号・令和5年12月5日・12ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・27ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・5ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・49ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・49ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・38ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・7ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・39ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・40ページを基に作成
※第212回国会・衆議院・厚生労働委員会・会議録第3号・令和5年11月10日・40ページを基に作成
※第212回国会・参議院・厚生労働委員会・会議録第5号・令和5年12月5日・19ページを基に作成
※第212回国会・参議院・厚生労働委員会・会議録第5号・令和5年12月5日・19ページを基に作成
4.その後について
(※1)「大麻の不正な施用に対する罰則の適用について、不正施用の背景には社会的孤立等の事情が多く見られ、犯罪者として差別されることで不正施用について周囲の者に一層相談しづらくなる旨の指摘があること、必ずしも知識不足ではなく人間関係のプレッシャーから拒否できずに薬物使用に至ることもあること等の指摘があることを踏まえ、教育プログラム、治療プログラム、就労支援プログラム等への自発的な参加等を促し、大麻不正施用者が安心して相談できる体制整備等について検討すること」
(※2)「我が国の薬物乱用対策は、違法薬物に手を出さない一次予防に重きが置かれた結果、薬物依存症者に対する差別を助長しているのではないかとの指摘があることを踏まえ、今後の対策に当たっては、一次予防のみならず、違法薬物を使用してしまった者の早期発見及び早期介入並びに早期治療を行う二次予防、薬物依存症者に対する再発防止や社会復帰等を支援する三次予防についても配慮して実施すること。また、啓発が薬物依存症者への偏見を助長し、本人やその家族の孤立を招いているとの指摘があることを踏まえ、これらの者に配慮した啓発方法の検討を行うこと」
(※3)「本改正に当たっては、大麻を不正に施用した若者等を治療や回復、更生につなげるとの考え方も踏まえた法運用を行うこと。この際、社会復帰の妨げとなることへの懸念も踏まえて関係機関は適切に対応すること」
(※4)「医療機関・相談支援機関・大学等教育機関には、違法薬物の使用等に関する相談について、守秘義務等があることを前提に、本人やその家族等が、直ちに捜査機関に通報されるといった不安を抱くことなく安心して相談できるよう、引き続き利用しやすい相談支援体制が整備拡充されるよう周知すること。また、薬物依存症の治療や違法薬物の使用等に関して相談できる機関を分かりやすい形で幅広く周知すること」
(※1~※4)出典:「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)」(附帯決議案提出者)(第212回国会・参議院・厚生労働委員会・会議録第5号・令和5年12月5日)
(※5)参考:
①「大麻草の栽培の規制に関する法律施行令案に関する御意見の募集について」(e-Govパブリックコメント)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240035&Mode=0)(令和6年6月4日に利用)
②「第一種大麻草採取栽培者免許申請の審査に当たっての考え方(案)に関する御意見の募集について」(e-Govパブリックコメント)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240038&Mode=0)(令和6年6月4日に利用)
③「「大麻由来製品に含まれるΔ9-THC の標準的な分析法(案)」に関する御意見の募集について」(e-Govパブリックコメント)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240037&Mode=0)(令和6年6月4日に利用)
④「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案に関する御意見の募集について」(e-Govパブリックコメント)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240036&Mode=0)(令和6年6月4日に利用)
⑤「「第二種大麻草採取栽培者免許申請の審査に当たっての考え方(案)」及び「大麻草研究栽培者免許申請の審査に当たっての考え方(案)」に関する御意見の募集について」(e-Govパブリックコメント)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=
495240039&Mode=0)(令和6年6月4日に利用)
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