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企業法務2022年10月11日 将来、育った地域で人間らしく暮らせますか 2030年、人権を実現できるビジネスをめざす ~ビジネスと人権に関する国連指導原則 そしてSDGsを追い風に~ 執筆者:大山拳臥

地消地産のエネルギー態勢づくりの研究が、ますます重要な情勢となっていることを痛感する昨今です。 地域で暮らす〝人〟ひとり一人が〝より人間らしく生きる〟その権利の実現のために。

【住みやすい地域?】

私が住むところは、日本全国でも住みやすい地域に選ばれます。ここ数年で、COSTCOやIKEA、ららぽーとなどの大型店舗が建ち、活気にあふれています。近所も、大規模な土地区画整理が行われ、住宅地ができつつあります。自分が住む市町村の人口が増え、発展していくことは喜ばしいことです。今だけのことを思えばですが・・・

【私は活気ある団地育ち】

私は、戦前の両親の元に生まれ、高度成長時代いわゆる「団地」で育ちました。バス停には通勤通学に利用するための長い列ができ、学校も教室が足りなくなるぐらい、子ども時代は活気のある地域でした。

【あれから40年】

現在、同級生のほとんどはそこで暮らしていません。高齢の父母世代がかろうじて住んでいます。あるいは亡くなり誰もいません。路線バスはなくなり、お店は少なくなり、何をするにも一足伸ばして。住人は高齢化し車に乗れなくなり、階段は苦になり転倒の危険。交番のおまわりさんもいなくなり、治安も心配です。

【住宅地の宿命】

住宅地は一挙に作ると、若く同じ世代が集まり、30年~40年経過すると、老夫婦しか住まないような地域になります。そして「空き家」が増えていきます。ニュータウンなど大規模な住宅地を抱えた市町村は、いまや小学生が学校に数キロも通う時代に。

【自然の恵みをいっときの利益に】

「自然を削るところから始まるあらゆる事業」恩恵を受け、そこに住む方にはマイホームという夢がかないます。近所の大規模な区画整理を見ると、おそらく数十億円から数百億円の経済効果があるでしょう。しかし、その街を維持するための費用は、その先数十年で、一体いくらかかり、それはどのように誰が負担していくのでしょう。未来の人たちが稼ぐ税収でしょうか。利益の先食い感が否めません。

【昔の人は、老いることを前提に循環を考えてきた】

伊勢神宮には1300年つづいた式年遷宮があります。20年に一度ご社殿を造り替えられる儀式です。20年の理由は様々ありますが、そのひとつの理由に人間の寿命があります。20年という期間は、当時の寿命でも2度は遷宮に携わることができ、初めて遷宮を経験する次世代の技術者へ技術を継承していくのに必要なのです。人間の寿命や、続いていく未来、次の世代のことを考えていくことは至極あたりまえのことですが、現代社会は文明優先かつ経済重視で、先々のことは文字通り先送りになっているように思います。

【地域でヒトが人間らしく生きるために】

17年前に偶然越してきましたが、自分が住む地域は、地の人も多く住む古くからの集落です。氏子制度も機能していて神社は手入れされています。とても清々しい神社で、参拝を日課としている私にとっては感謝しかありません。いつもは静かな神社ですが、初詣やお祭りのときは子供たちからお年寄りまでが集います。これも環境が残されているからです。そして残しているのは、地の人たちの努力でもあります。
「不便になったら、便利なところに住みかえればいい」
「お前は大人になったら、便利なところで暮らしなさい」
そう言わなくていいような地域であり続けるために、自分にできることをしていかねば・・・そう心に思い、今朝も氏神様にご挨拶をして仕事に向かいます。

(2022年9月執筆)

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執筆者

大山 拳臥おおやま けん

株式会社ハーモニィ 代表取締役

略歴・経歴

1968年5月 東京都生まれ
1989年  県立刈谷北高等学校卒業
1990年  会計事務所(名古屋市内)入所
1995年  ITサービス開業
1998年  有限会社ハーモニィ設立 代表取締役
2005年  株式会社に組織変更
現在に至る

愛知同友会の会歴
1996年 愛知中小企業家同友会入会
2006年 第一青年同友会地区会長
2008年 青年同友会連絡協議会 代表
2010年~2013年 ビジョン検討プロジェクト長(理事)
2014年~2017年 フォーラム実行委員長(理事)
現在に至る

㈱ハーモニィについて
資本金    300万円
従業員数   10名
売上高    2億円
事業内容   ビジネスシステム開発・販売、温湿度CO2計測・可視・監視システム
住所     〒451-0042 名古屋市西区那古野1-20-21 ℡052-561-7701
(2022.9.30現在)


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