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経営・総務2020年12月11日 特別企画:2021年「周年記念企業」調査 出典:帝国データバンク

2021年の「周年記念企業」、全国に13万9296社
~創業100周年は、小松製作所、カクヤスグループ、三菱電機など2943社判明~

はじめに
 オリンピックイヤーとして、また多くの企業にとって一つの節目を迎えるはずであった2020年。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、多くの不測の事態が発生した年となり、周年記念イベントでは、予定されていた対面方式のものは縮小や延期・中止を余儀なくされるケースも発生。従来までの社会の在り方に対して、様々な面で変化を迫られる年となっている。
 一方で、今日まで存続している企業の中には長い社歴を持ち、時代の移り変わりや様々な困難を乗り越えてきた企業も多い。この事態を乗り越えていくため、節目の年を機にかつての苦境をどう打ち破ってきたのかを改めて自社の歴史から学ぶこともあるだろう。
 帝国データバンクでは2021年に創業から節目の年を迎える企業(個人経営、特殊法人等含む)を「周年記念企業」として、2020年11月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)から、創業年以降10年刻み(200周年超は50年刻み)で抽出し、集計した。
調査結果(要旨)
1.2021年に節目の年を迎える企業(「周年記念企業」)は、全国に13万9296社を数え、このうち100周年企業は2943社判明。
2.業種別に社数をみると、10周年では「サービス業」、30、50周年では「建設業」、100周年では「小売業」がそれぞれ最多となった
3.都道府県別では、10、30、50、100周年でいずれも「東京都」がトップ
1.周年記念企業数―全国に13万9296社、うち上場企業は364社判明
 来る2021年に創業から節目の年となる「周年記念」を迎える企業は、全国に13万9296社を数え、このうち1991年(平成3年)に創業し「30周年」を迎える企業が2万3447社で最多となった。また、1921年(大正10年)創業の「100周年」は2943社、1821年(文政4年)創業の「200周年」は5社、1721年(享保6年)創業の「300周年」は3社判明した。
 上場企業は364社判明し、1951年(昭和26年)創業の「70周年」が65社で最多。2001年(平成13年)創業の「20周年」が42社でこれに続く。
2.業種別―創業30、50周年は「建設業」、100周年は「小売業」がトップ
 創業10、30、50、100周年企業の社数を業種別にみると、10周年では「サービス業」が7513社(構成比35.0%)、30と50周年では「建設業」がともに構成比30%を超え最多となった。100周年では「小売業」が716社(同24.3%)で最多。
3.主な周年記念企業
 創業から300周年を迎える釜屋(三重県四日市市)は初代山本喜六郎氏が、1721年(享保6年)に現地にて釜などの販売を始めたことが始まりとされ、鉄鋼販売事業を中心とした専門商社として現在では三重県内でも有数の企業となっている。また、土屋華章製作所(山梨県甲府市)は1821年(文政4年)に初代の宗助氏が、昇仙峡の宮司にしか伝わっていなかった門外不出の水晶加工技術を会得し、当社の前身である「玉潤堂」を創業。以来時代の変化に対応しながら200周年を迎えることになる。
 1921年(大正10年)に創業し100周年を迎える企業には、酒類を業務用と一般顧客用の二方向へ販売することが強みのカクヤスグループ(東京都北区)、家電製品から人工衛星などの宇宙システムまで幅広く手掛ける総合電機メーカーの三菱電機(東京都千代田区)、建設機械を中心に世界的にも高いシェアを誇る小松製作所(東京都港区)などが名を連ねる。このほか、M&Aの仲介を行う日本M&Aセンター(東京都千代田区)は30周年を、ゲームアプリの開発などを行うCygames(東京都渋谷区)は10周年を、それぞれ迎える。
4.都道府県別―創業10、30、50、100周年で「東京都」がトップ
 創業10、30、50、100周年企業の社数を本社のある都道府県別にみると、10、30、50、100周年でいずれも「東京都」が最多、「大阪府」がこれに続いた。
まとめ
 創業年から10年刻み(200周年以降は50年刻み)で集計した結果、来る2021年に節目の「周年記念」を迎える企業は、全国に13万9296社判明した。
 2021年を迎えるにあたりすでに周年を祝う記念事業や、記念企画を開催している企業も見受けられる。シマノ(堺市堺区)は、創業100周年にアニバーサリーサイトを開設する予定。その前段階として、現在は特設サイトにて毎月2つの自社製品を紹介し、歩んできた100年の歴史を振り返っている。創業140周年を迎えるセイコーホールディングス(東京都中央区)は、アンバサダーのプロスポーツ選手や有名女優、社員アスリートを起用した記念動画を公開。「いざ、140年のその先へ。」というメッセージと共に、さらなる発展に向けての動画となっている。ダイワボウホールディングス(大阪市中央区)は節目の創業80周年を迎えるのを機に、大和紡績(大阪市中央区)および大和紡績グループの新たなロゴマークを制定した。
 長い間企業を存続・発展させていくのは容易なことではない。周年記念事業は会社の記念となる日を華々しく祝うだけではなく、自社ブランドのイメージ向上や新たなプロモーションの機会でもある。さらには創業当時からの歴史を再確認することで原点に立ち返ることや、この区切りを転換期と位置づけ、事業戦略や方針を見直す企業も少なくない。「新しい生活様式」など、社会全体があらゆる形での変革を迫られているなか、周年を迎える企業が今後さらなる発展を遂げることを期待したい。

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